「仕事あるのに人が足りない」「人が足りないせいで仕事を断った」の声が町工場で溢れており、町工場の売上が人手不足が原因で失われる時代、人手不足を放置すると町工場が潰れる時代に突入したのです。
町工場の人手不足は今に始まった問題ではありませんが、、団塊の世代の職人がいよいよ引退を始めたことで問題が深刻化、職人引退と同時に技術を失い、生産能力を失い、町工場が壊れ始めている。
「仕事の依頼は来るのにキャパ不足、納期対応不可で断る」「新しい仕事を受ける場合は既存の仕事を断らないといけない」など、人手不足のせいで受注できない環境に。
町工場が人手不足を解消するために「労働環境の改善」「働き方改善」などしているが、これが間違っている、町工場が1番にすべきは「給与改善」であり、給与を上げない限り、人は町工場を選択肢に入れない。
この記事では町工場の人手不足は「営業」で解決する、営業して利益を稼ぎ、給与増加に努めなければ人材確保はできない、どのように給与改善して人材確保に繋げるべきかを解説します。
「人手不足」は町工場の時限爆弾
今までは仕事がなくて町工場が潰れていたが、新たに「人がいない」で潰れる町工場が出てきた、要は仕事があるけど現場で加工する人がいないので、受注できない、仕事があっても人がいないで潰れる構図。
景気のおかげか、サプライヤー不足のおかげか、仕事はあるのに、人がいないせいで仕事を断るなんて本末転倒ですが、人材確保をおざなりにした町工場は潰れる時代なのです。
ここでは、なぜ人材不足が町工場の時限爆弾となっているのか、爆発したらどうなるのかを解説します。
従業員が高齢化、引退が時間の問題
町工場の現場は高齢化のピークであり、高齢のベテラン社員が現場を支えているが「あの人が辞めたら、仕事をこなせない」「ベテラン社員が体壊したら誰も仕事を引き継げない」の極めて危険な状態。
製造の現場に入ると、加工している職人はオジサンばかりで、中にはかなり年配で頑張っている姿を見かけるが、どこを見渡しても若手がいない、高齢化したオジサンが体に鞭打って頑張っている。
「若手がいない」は町工場にとっちゃ当たり前の光景かもしれないが、怖いのは現場を支えているベテランの後継者がいないこと、「高齢の職人依存の現場」になっていること。
要は「Aさんしか加工できない」「Bさんの溶接しか品質クリアできない」ような製品が多数存在し、他の職人では加工できない、対応できない、Aさんが突然辞めたら、製造ができない仕事が沢山ある。
かつ、現場を支える職人自身も漏れなく爆弾を抱えており、持病を持っている、よく体調を壊した休む、入退院を繰り返しているなど、いついなくなってもおかしくない。
もしもAさんが病気になったら、持病を再発したら、事故に遭ったら、モノづくりができない、現場が崩壊するような脆弱な状態になっている。
以下の記事では時代遅れの昭和のままの経営を続ける町工場はいつ爆発するか分からない爆弾を抱えたままの経営であり、今すぐにリスクを取り除くべき理由を解説していますので合わせてご覧ください。

採用競争で応募すら来ない
日本中のあらゆる企業で人手不足が起きているせいで、採用競争が過激化、求人を出しても応募すら来ない、人が欲しくても誰も来ない状態で、補充できない環境に。
町工場だけでなく大手メーカーも人手不足なので、人集めに必死、正社員だけでなく期間工でも破格の給料を提示してとにかく人をかき集めるような会社もいる中で、安い給料を提示する町工場の求人には誰も目もくれない。
今まで仕事がなくて、困っていたのに、目の前に喉から手が出るほど欲しい新たな仕事があるのに、人が取れないせいで、受注を渋るような経営者が相次いでいる。
でも安易に人を増やさないで、新しい仕事を受注してしまうと、既存従業員により負荷がかかり、今まで起きなかったような品質不良が起きたり、ポカミスが起きて、メーカーの信用を失うきっかけにもなる。
何よりも怖いのが仕事量を増やしたことで残業が増えたり、「なんで人いないのに仕事取ったんだ」と現場からの反発が起きて大事な既存社員が離職するきっかけにもなり得る。
サプライヤーの廃業で仕事が溢れ出して、新たな仕事を手にするチャンスが巡ってきても人が取れないせいで、目の前の仕事をみすみす逃すなんてことは平気で起こる。
以下の記事では後継者は変化を起こさずに、現状維持のままで経営をする家族経営の町工場の末路は倒産しか残っていない点を解説します。

熟練工の技術を引き継げないと、既存の仕事を失う
熟練工の高齢化を放置し、技術を継承する若手を用意できない場合、町工場は既存の仕事を失うことになります。
Aさんが元気な間は品質不良もトラブルも皆無だったのにAさんが病気で入院してしまったせいで、誰も技術継承しておらず、加工方法がわからないノウハウがわからないなんて大問題に発展する。
実際にメーカーでは「今まで起きなかった品質不良の多発」が立て続けに起こっており原因はいつも加工担当していた職人が辞めたや病気で加工できなくなったの、職人依存。
いつも加工していた職人なら20分でできていた加工が他の職人に任せると倍の40分かかることが判明し、「今までの価格でできません、値上げを」と人手不足が原因の値上げ、技術依存のせいで値上げするとメーカーは不信感を抱く。
今までは問題なかったのに、急に品質不良が多発、指摘しても直らない、かつ値上げまで打診してくるとメーカーは「もう他に出そう」「他で調達を検討しよう」とあなたの既存の仕事が無くなっていく。
人手不足の爆弾は1度爆発すると、新しい仕事が取れないだけでなく、今ある仕事まで消えていくのです。
以下の記事では親の町工場を継いだ後継者は現場の職人依存を放置すると、経営が苦しくなる、最終戦で解消すべき依存問題を解説していますので合わせてご覧ください。

町工場が人材確保できないのは「利益不足」のせい
町工場が人材確保できない理由は「安い給料」のせいです、至る所で起きる賃金上昇で、町工場で働くよりバイトの方が時給がいい、きつい仕事なのに給料安いじゃ誰も応募なんてしません。
経営者は真剣に「従業員の給与向上」を考えないと、仕事があっても工場を畳まないといけない時代、ここでは利益不足が町工場にどのような影響を与えているかを解説します。
町工場に人が来ないのは「給料が安すぎる」
町工場の求人になぜ応募が来ないのか、なぜ誰も町工場を職場の選択肢に入れないのか、答えはシンプルで「給料が安すぎる」からです。
世の中は「労働環境が悪い」「働き方が古い」だの町工場に人が来ない理由を並べ立てますが、それは本質ではない、町工場に人が来ないのは「お金」が原因であり、魅力ある給与を提示できてないから。
給料は「責任の重さ」や「仕事のキツさ」に比例して増えるものであり、だから保険販売員やディーラーの営業マンなどきついノルマを課せられるような仕事は給料が高い、それは仕事がキツイ環境であるから。
町工場の場合は「自分が加工する製品は自分で責任を持つ」「夏は暑い、冬は寒いで厳しい職場環境」で単純作業でなく技術作業なのに、給料が安い、これじゃ人は来ない。
給料上げても今の若い子は来ないと言いますが、町工場は「採用したいのは若ければいいのですか?」と問いたい。
町工場の経営者が求めているのは「若い子ではなく、どんな仕事でも吸収して、なんでもこなしてくれる人材」「お金を稼げるなら喜んで残業して、土日も仕事したい上昇志向の人間」「技術を高めたい人間」のはず。
「上昇志向のある人材は給料が高ければ、来ますよ」「技術を高い給料で評価してくれるなら人は来ますよ」
給料が安すぎるから、中年の働き口のない変な人間しか来ない、コミュニケーションもできないような人材から応募が来るんです、高いスキル、高い能力を持った人間は高い給料にしか集まりません。
そもそもスーパーやコンビニの方が高い時給を得られるような環境に高度な加工技術や溶接技術を持った人間が来るわけがない、安い給料を提示していたら、他の会社に流れるに決まっている。
以下の記事では新規開拓をしない町工場は人材と設備の両方で最悪の窮地を遅かれ早かれ迎える悲劇を解説していますので合わせてご覧ください。

給与上げないと採用はもちろん雇用維持も不可
給与を上げないと採用できないと説明しましたが、新規雇用だけでなく、給与を安いままで放置すると雇用維持、つまり既存社員まで離職するリスクがあることに気づいていますか?
給与を上げないでいると、当然ですが、他のもっと高い給料を提示する会社に人材は奪われますが、奪われるのは若手だけでなく、あなたの工場にいる職人も奪われることになるんですよ。
あなたの工場が月給21万円の給料を払っていて、他が同じ仕事内容で25万円出しているとする、既存社員は間違いなく、他の25万円のもっと高い給料の会社に転職する。
長年勤めているから他に行ったりしない、信頼関係があるから裏切らないと思うのは経営者の勝手で、あらゆる物価が上がり、生活するためにお金が必要、家族のためにもっと給料がいる環境ではお金で働く先を決めます。
仮に本人が安くても、あなたと働きたいと言っても、奥さんが許さない、家族を守るためにもっといい条件の会社に移れと言われたら、旦那は奥さんの言う通りにする、お金で働き先を選ぶ。
人材確保は競争であり、あなたの工場の給与が低いままだと、既存社員は何かにきっかけで他に移る、給与が高く、今と同じ仕事ができるなら、お金が高い方に動く、これは資本主義。
町工場の経営者は給料を上げることを考えないと、大事な人材を失うことを自覚した方がいい、給料を上げないと大事な職人を失うことになるんですよ。
以下の記事では利益なく、賃上げできない町工場は従業員を他社に奪われて、仕事できずに衰退する理由を解説していますので合わせてご覧ください。

諸悪の根源は「儲からない安い仕事」
町工場の経営者が人材採用と雇用維持でこれだけ悩む諸悪の根源は「儲からない安い仕事」を受け続けているせいです。
忙しいことが正義だと思っていませんか?どれだけ忙しくても利益が残らないなら、その見せかけだけの忙しい仕事には何の意味もありません。
既存顧客から流れてくる安い仕事は売上だけは見せかけで大きくなるかもしれない、でも月末に材料費、光熱費、人件費を払うと会社に何もお金が残らないと従業員の給料を上げることは不可能ですよね。
「儲からないは悪」で経営者としてやってはいけないこと、儲からないと「人材投資、設備投資ができない」で町工場は衰退するだけ。
利益の十分な仕事さえあなたが獲得すれば、給与も上げられて、設備投資もできて、問題を小さくできるのに、流れてくる安い仕事に甘んじて、新たな仕事を取る行動を起こさないから、人材で悩み続ける、経営者の自業自得と言える。
以下の記事では忙しいけど利益がない経営をする町工場はメーカーの奴隷であり、直ちに営業を開始しないと都合のいい存在として使われるだけの会社になる点を解説していますので合わせてご覧ください。

「十分な利益」なしでは町工場は生き残れない
売上ではなく町工場は利益至上主義に変わらなければいけない、限られた生産キャパの中で利益ない仕事は捨てて、十分な利益のある仕事を確保して、経営しなければ、生き残れない。
薄利の商売で儲からない仕事を続ける町工場が生き残れない、利益を確保することが生き残る道である点を解説します。
儲からない安い仕事のままじゃ経営できない
町工場の多くが長年取引をするメーカーからの仕事で売上を維持してるが、中身は過去から続く安い単価でギリギリの利益で、中には価格交渉できておらず、値上げできずに商売をしている町工場もあるが、それじゃ生き残れない。
- 先代から続く顧客の仕事がとにかく安い
- 中には赤字で受注している製品がある
- 価格交渉に応じてもらえない、値上げができてない
上記は特に後継者は「利益」に対して敏感に危機感を持っているのではないか、長年付き合っているメーカーの仕事を受け続けて、この先も生きていけるのかそんな不安を持っているのであれば、その危機感は極めて正しい反応。
あらゆるモノの値段が上がり、人件費ももっと上げないと雇用維持もできない中で、利益が不十分であれば町工場は衰退するのは確実。
どれだけ長年付き合っていたとしても、あなたの価格交渉にも応じず、あなたの技術に適正な対価を払わないメーカーと仕事をしても都合よく使われて、利益を搾取されて、要らなくなったら捨てられるだけ。
町工場は儲からない仕事を見限って、十分に利益のある仕事、適正な利益を確保できる仕事を優先的に確保しなければ、これから先の未来はない。
十分な利益を確保できれば、従業員の給料を上げる、求人条件の給与を引き上げる、設備投資も行うの流れが出来上がる、利益さえあれば経営の選択肢も増えて不安も消すことができるのです。
以下の記事では利益追求こそ町工場が生き残る道であり、儲かる工場に変貌するために必要なことを詳細まで解説していますので合わせてご覧ください。

利益で仕事を選べる状態に変わらないといけない
町工場は生き残っていくためには「利益で仕事を選べる状態」にならなければならない、要は利幅の薄い仕事はやらない、メーカーに返す、仕事を返して生まれたキャパでもっと稼げる仕事を受ける体質になる必要があるのです。
「仕事を選ぶ」なんて町工場からしたら、そんなことできるのかと思うかもしれないが、きちんとやるべきこと、「営業」をすればいい、事実営業をした町工場はどんどんメーカーを開拓して仕事を選んでる。


営業して、新規開拓して、取引するメーカーが増えると仕事が増えるだけでなく、交渉の場でもメーカーの言いなりにならなくてよくなる、「この値上げを了承しないなら、仕事をお返しします」と仕事を選べるのです。
1社依存の町工場はメーカーの言いなりにならないと既存の仕事を失う恐怖があるからどうしてもメーカーに強気で交渉できない、満足に値上げができないなど弱者の立場になってしまう。
でも、他の仕事がもらえる相手がいると、既存メーカーの仕事を失っても何も痛くない、だから「この値上げしないなら他に行きます」と言える。
メーカーの購買は「どのサプライヤーも1社依存してるから強気で来ない」とタカを括っている中で、「もう仕事をお返しします」はサプライヤー不足でどこも加工先がない中では死活問題になる。
不思議なもので、今まで好き放題、町工場に無理難題と無理な価格を押し付けていた購買部も、町工場が強気で、「その値段じゃできない、仕事返す」と断ると自然と弱腰になって、「仕事お願いできませんか」と低姿勢になる。
町工場は利益の有無で仕事を選ぶ体制に変わらなければいけない、自分たちの技術を正当に評価してくれる相手と商売しなければならない、そのために必要なのはどの町工場もやりたくなくて逃げてきた「営業」なんです。
「営業」で生まれる人材獲得の好循環
労働環境を変えても、働き方を変えても給料が安ければ何の意味もない、そんなの綺麗事で町工場の人手不足を解決する方法は「営業」で十分な利益を確保することだけ。
ここでは「営業」をすれば、町工場に人材獲得の好循環が生まれる理由を解説します。
営業で「利益のある仕事の獲得」で歯車が回り出す
町工場が新規開拓の営業をする行動を起こして、既存取引先以外の新たなメーカーとの商売を作り出したところから、人材獲得の歯車が回り出して、好循環が生まれます。
新規開拓の場では薄利で仕事を取ることはしない、自分たちの技術が適正に評価される相手に出会えた時に初めて口座開設ができるので、必然と新規取引先との仕事は十分な利益が前提になる。
1社依存していた町工場が営業して新規開拓ができると、既存顧客に対する有利な交渉カードを手に入れることができる、それが「あなたの仕事がなくても他の売上で生きていける」の武器。
今まで散々に安い価格で値上げ交渉すら承諾してもらえなかった中で、「他の仕事がある」の状況は極めて強烈な武器になる、だってもう依存先に従わなくても生きていける状態を営業で作り出したから。
自分たちが満足のいく値段に値上げをしない、買い叩くようなメーカーはお断りできる状態、仕事を引き上げられても他の仕事があるので困らない状態、極めて有利な交渉ができる。
そして新規開拓で十分な利益を確保し、同時に新規開拓で得た顧客のおかげで強気な交渉ができるようになり、もしも強気な交渉で十分な値上げができれば、既存でも利益が出るようになる、新規と既存で2箇所の利益を確保できる。
営業して新規の取引先を見つけることのメリットに気づきましたか?苦手で今までやってこなかった営業をするだけで十分な利益を得る、既存顧客に強気交渉ができるようになるんです。
以下では営業活動で好循環を得たいと本気で思う経営者の方に板金加工、機械加工におけるそれぞれの新規開拓の営業ノウハウを詳細まで、何を提案すべきかまで解説していますので合わせてご覧ください。


既存取引先に「有利な交渉」を持ちかけて既存仕事でも利益を出す
新規開拓に成功して、「既存顧客に有利な交渉」ができる状態を作ったら、後はメーカーに価格交渉をすればいい、「この値上げを飲まないなら仕事返す」の強気な姿勢で臨めばいい、何も恐れることはない。
新規開拓をしてない状態で強気な交渉の駆け引きをするのは大馬鹿モノのやること、だって仕事がない状態で強気な交渉を持ちかけて「じゃあ仕事出さない」と言われたら、あなたの仕事が全部消える。
でも、営業して他のメーカーから既に仕事を確保している状態なら「有利な交渉」ができる、「この値段にしてもらえないなら、仕事の継続はできません」と言え、「他に仕事あるので結構です」と言えちゃう。
世の中はサプライヤー不足の時代でメーカーにはもう十分な数のサプライヤーがいない、そんな中で長年取引して、細かな仕様や要求を理解して、価格競争力もある会社がいなくなったら、メーカーは死ぬほど困る。
だからあなたが「他に仕事あるので値上げ飲まないなら他に行きます」と強気な交渉すると購買部は死ぬほど困る、だって既存の仕事を盾に圧力をかけることもできない、値上げを飲まないとサプライヤーを失う羽目になるから。
メーカーの購買部がいつもとは逆で、他に仕事がある、値上げ飲まないなら仕事しないと町工場に有利な交渉をされると値上げを承認せざるを得ない、値上げを飲まないと他のサプライヤーを探さないといけない手間もでるから。
有利な交渉を持ちかけて、町工場が望み通りの値上げができたら、営業で新規開拓した十分な利益の他に既存顧客でも十分な利益を獲得できれば、人材雇用と維持に必要な給料アップに必要な利益が揃うのです。
営業をして新規顧客を手に入れるだけで町工場の経営はここまで変われるんですよ、営業がどれだけ利益確保に大事なことなのか理解できましたでしょうか。
以下の記事では町工場は利益で取引先を選ぶ時代であり、薄利で商売をしようとするメーカーは切り捨るべき理由と、どのように儲かる仕事に変えていくかを知りたい方は以下をご覧ください。

営業で増えた利益を給与に回せば、好循環の完成
営業活動に取り組んで、新規顧客で十分な利益、既存顧客に値上げで十分な利益を得たのなら、獲得した利益で給与を上げることができれば、雇用維持はもちろん、魅力的な給料の提示が可能に。
十分な利益を営業で確保できたら、従業員が他の会社に流れないように給料を上げて、求人票に出している初任給も上げて、他の町工場よりも高く、メーカーとも遜色ない給料で「給料が他よりも圧倒的に高い町工場」になるのです。
もちろん若手がすぐに入ってくることはないかもしれない、でも「高い給料の町工場」になると他の町工場が安い給料で求人を出している中では目立つ、特に給料に満足してない即戦力の職人、お金を稼ぎたい職人の目に留まる。
求人票の給料が高いと、変な応募が減り、腕のいい職人、即戦力になるような職人からの応募が急に増える、応募理由は「今の会社の給料に満足してない」でどんどん技術力が上がる、生産キャパが増えるように。
技術も上がり、生産キャパも増えると、メーカーからの仕事がどんどん受注できる、キャパを気にしなくていい、品質トラブルも腕のいい職人が入ったおかげで心配しなくていいで仕事が集まる工場に。
仕事が集まると、「あの工場は仕事が多い」「給料もいいし、いろんな加工ができて腕が上がる」と噂になり、どんどん求人に応募が増えると勝手に循環していく。
- 営業して新たな顧客で十分な利益ある商売をする
- 既存顧客に有利な交渉をして、既存の商売でも利益を出す
- 獲得した利益で給与を上げる、求人票の月給を上げる
- 腕のいい職人、お金を稼ぎたい職人が集まる
- 生産キャパが上がり、技術も上がり仕事が集まる
この循環が流れ出すと、仕事は増え続ける、給料も上げられるので、人も集まる、まさに好循環が営業をきっかけに回り出すのです。
以下の記事では製造業における正しい新規開拓の方法を成功事例から解説していますので、これから営業を考える方は成功事例を参考にして行動してみてください。

人材確保したい町工場が知るべき営業の手順
人材確保に営業が不可欠、給料を上げるためには営業で新規開拓しなきゃいけないと危機感を持ったけど、営業したことがない、実際にどのように営業すればいいか分からない方に町工場の営業ノウハウを授けます。
ここでは営業しなきゃいけないけど、営業がわからない町工場の方に新規開拓するためのノウハウを解説します。
営業する前に理解すべき基礎知識
営業始める前に町工場がぶつかる問題である「営業担当がいない場合どうする」「購買部は何を見ている」「どんな資料を用意すればいい」を順番に解説します。
まず第一に営業しようと思っても、「営業担当がいない、経営者に営業する時間がなくて営業ができない」で営業することを後回しにしたり、先送りにする町工場がいますが、これは論外です。
営業を後回しにすると問題を先送りにしただけで必ずしっぺ返しを喰らい、後であの時営業しておけば良かったと後悔するのが嫌なら以下の記事で営業担当がいない町工場がどうやって営業すべきかを解説してますのでご覧ください。

次に実際に営業活動をしたくても、自分たちの技術をどう売り込めばいい、購買部は何を話せば興味を持ってくれるのかが分からないで困っている町工場も多く、商談することに勇気が出ない人も多いはず。
営業は恋愛と同じで相手が何を求めているかを理解して相手が望むものを提供しないと、購買部に興味を持ってもらえないので、営業をする前に自分たちが売り込む購買をよく理解しなければなりません。
以下ではメーカーの購買担当が町工場のどこを見ているのか、営業で売り込む際に何を説明すればいいのかを詳細に解説していますので合わせてご覧ください。

最後に町工場は商談に臨む場合は営業資料を用意せねばなりませんが、営業資料を持たずに会社案内だけ持っていくのは商談で玉砕して大失敗に繋がるので、絶対に事前に営業資料、厳密には製品事例集を用意せねばなりません。
製品事例集を持って行かずに商談に行くと、メーカーの購買部から「何しに来たの?」という目で見られて、話が全く盛り上がらない、終始気まずい空気で過ごす苦痛を味わう羽目になります。
以下では町工場が商談の場で購買部に見せるべき資料、購買担当がすぐに興味を持つのが製品事例集である理由を解説していますので合わせてご覧ください。

以下の記事では営業ノウハウがないまま商談会や展示会に出て思うように新規開拓ができなかった町工場が考え方を変えて新規開拓を丸投げしたら大手メーカーを面白いくらい開拓できた事例を解説しますので参考にご覧ください。


電話でアポイントから商談
実際に町工場が営業を始めてからぶつかる壁である「どのメーカーに営業すればいい」「どうやってアポを取ればいい」「商談で図面をもらうにはどうすればいい」の3つを解説します。
営業しようと思い立った町工場が最初に動きが止まるのは「どこに営業すればいいのか」「どこに連絡すればいいのか」とどのメーカーに売り込みをかけるべきか分からずに初手から動けなくなること。
何も考えずに闇雲に営業をかけても成果は出ません!これはきちんと下準備をして営業しなければならない、現場の言葉に直すと、段取りを怠ると製品が綺麗に仕上がらないのと同じ。
以下の記事では町工場がどのように営業先を選ぶのか、どのように開拓するメーカーを決めるのか、営業するまでに何を決めるべきなのかを解説しています。

町工場が1番苦手、1番やりたくないのはおそらくアポイントを取る部分で、知らない会社に電話してアポを取るのが本当に苦手ではないでしょうか、でも電話でのアポはやり方を間違えなければ簡単ですよ。
電話でアポが取れない町工場は「考えすぎている」「余計なことを喋っている」のが原因であり、正しい電話でのアポを取る方法、どこにどの順番で話すかさえ理解してれば難しいことなんてない。
以下の記事では町工場が電話で大手メーカーからアポを簡単に取る方法を解説していますので電話でのアポに苦戦している方は必見です。

苦労してアポを取って商談に臨んでもいつも図面がもらえない、図面がなければ何も先に進まないのに、どれだけ頑張っても図面がもらえない町工場は「図面をもらうために言うべきこと」を購買に伝えてないのが原因。
「何かあれば連絡ください」とその場で図面を貰わずに当たり障りない回答で商談を終わらせているのであれば、図面が出ない原因は町工場にあるので自業自得です。
以下の記事では町工場がメーカーとの商談で図面をもらうために伝えるべき言葉、3つの質問を解説していますので合わせてご覧ください。

以下の記事では町工場が知るべき新規開拓の関するノウハウの全てをまとめて解説していますので、新規開拓の全容を知りたい、1から100まで全てを理解したいと言う方は必見です。

まとめ|人材確保したいなら営業して利益を残そう!
町工場は営業活動を行い、利益確保に注力し、「給与向上」を果たせない限り、人が集まらない、それだけでなく、貴重な人材が給与を理由に辞めていき衰退する未来を避けられません。
「給料が安い」ままではどれだけ労働環境を変えて、働きやすくしても人は集まらない、だって求人を見る時に最初に見られるのは給料であり、安い給料では比較すらされず、求人を捨てられる。
メーカーへの見積を出す時に町工場は魅力的な低コストを提示して受注しますよね?
人材獲得の面では魅力的な給料を出さない限り、比較の土俵にも乗らない、検討外になっていつまでも人が集まらない、仕事があっても人がいないで受けられない、既存の仕事を失うリスクを持った危険な経営をする羽目になります・
魅力的な給料を提示するには「十分な利益」が必要不可欠であり、十分な利益は「営業」という行動を起こして初めて得ることができるのです。
だからこそ、町工場は売上のためだけでなく、人材確保のためにも営業活動を始めなければならない、既に人材確保には営業が必要と気づいて、行動を開始している町工場も存在します。


「営業しなければまずい。でも自分じゃ営業ができない」で思考停止してしまい、行動せずに新規開拓を諦めるのではなく、営業のプロに丸投げするという選択肢を考えてみてください。
弊社は日本で唯一、板金加工、機械加工、製缶加工の町工場を丸投げで支援する営業支援「AnySales」を提供し、日本全国の町工場の新規顧客開拓を支援しています。

「今の取引先に依存している限り、安い仕事を断れない」と分かっているが、自分で新しいメーカーを開拓する時間も営業経験もなく行動に移せないの悩みを抱える町工場はぜひ資料請求にてサービス内容をご確認ください。
