変化大嫌い、否定だけの老害幹部が町工場を蝕む大問題

町工場の後継者は「どうせ無駄」「何で変えるんだ」「社内でも社外でも陰口を叩く」と新しい挑戦や変化を考えると、全力で否定と邪魔をする在籍歴が長い老害幹部を排除しないと、経営を変えることは不可能です。

工場の跡を継いだ後継者が悩む種の多くは「売上」ですが、それ以上に後継者を苦しめているのは在籍歴が長いだけで威張り散らして、仕事は何もしない、自分の都合で勝手に動く老害のベテラン社員ではないでしょうか。

老害幹部は「後継者は自分の居心地のいい環境を壊す対象」とし、後継者がやることなすことに以下の3つの言葉で邪魔をしてきます。

  • どうせやっても無駄だから、やめろ
  • 何で今までのやり方を変えるんだ
  • 社内や社外にあらぬ噂を流す

後継者が旧態依然の仕組みが問題と悟って変化を考えた時に、真っ先に邪魔をして変化を阻害する老害幹部は会社を蝕む癌であり、この癌を早期に取り除かないと会社は変化できず、衰退し、後継者もメンタルをやられます。

この記事では町工場の跡を継いだ後継者は社内に存在する「変化を嫌い、否定しかしない老害幹部」の問題を排除しないと、工場はいつまでも変われない点を解説します。

目次

老害幹部は後継者を全否定する

老害幹部は後継者のあなたが工場の未来を考えて行動する全ての新たな変化や挑戦を全て否定し、挑戦できないような環境を作り上げて、後継者の邪魔をし、理由もなく全否定されることでしょう。

町工場の老害幹部は本当にタチが悪い存在であり、町工場には人事部もなく、後継者よりも年上であり、会社の在籍歴も長いせいで、誰も老害幹部を止めることができないせいで、老害幹部は好き勝手振る舞い、工場を蝕みます。

ここでは後継者を苦しめる老害幹部の特徴を解説します。

心地いい環境を壊されたくない

老害幹部は自分が好き勝手振る舞って、自由に仕事ができる現在の環境が少しでも変化することを嫌い、変化の兆しを見つけるとどんな手を使ってでも阻止しようとします。

「俺がいないとこの工場は回らない」「メーカーのこの人は俺を頼りにしてる」と老害幹部は在籍歴が長いだけで、新しく会社に入った後継者に対して偉そうにマウントをとってきます。

後継者は入社したばかりで、技術もわからないばっかりに老害幹部と対等に議論できないので、好き勝手に振る舞う老害幹部を止めることができないので、余計に老害は調子に乗るのです。

そして、後継者が工場の現状に危機感を感じて、「新規開拓の営業」「協力会社の開拓」など新たな挑戦をしようとすると仕事はサボるくせに烈火の如く「現状の環境を壊されそうになると後継者の全否定」を始めます。

  • メーカーに営業しても無駄だぞ、やめろ
  • 既存メーカーに営業が知られたらどうするんだ
  • 昔からの関係を壊すのか!責任取れるのか

老害幹部はとにかく自分が心地よい環境が壊れることが大嫌いなので、「自分が知らない顧客や協力会社」が増えるのが許せず、その背景は「老害幹部がでかい顔ができない」場面が増えるからです。

変化する前は「老害幹部さんのおかげです」とメーカーや協力会社に言われるのが老害幹部にとってとても気持ちいいのですが、新規顧客や協力会社は後継者との関係なので、老害幹部は偉そうにできません。

自分がチヤホヤされなくなるのが本当に嫌な老害幹部は現状が変わろうとすると、後継者の邪魔をして変化のタネを潰すのです。

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自分が1番じゃないと気が済まない

老害幹部は後継者のやることなすことに何でもかんでも口を出してきて、後継者から少しでも話を聞いてないと、「俺は聞いてないぞ」「俺はやっていいと言ってない」と行動しようとするとブレーキをかけます。

そもそも論で後継者として工場に入った時点で後継者は未来の経営者であり、いち社員でしかない老害幹部に「お伺い」を立てる必要なんてないはずなのに、老害幹部はしゃしゃり出てきて、後継者のストレスになります。

その背景は「自分がこの工場で1番である」というどうでもいい見栄やプライドがあるので、後継者のやることに対して上の立場から中身のない意見を言って、「俺が後継者を育てた」と外で言いふらしたいのです。

わかりやすい、町工場の後継者が出くわすシーンは「新規開拓の営業」を始めようとするシーンであり、老害幹部は大した知恵も経験もない営業ど素人のくせに邪魔をしてきます。

後継者がメーカーにテレアポをしていると、「メーカーに電話しても無駄」だから「俺の知り合いがいる町工場で仕事もらってこい」と自分の顔が聞く町工場を営業先にあげてきますが、孫請けで儲からないことなんてわかってません。

仮に後継者が「町工場に営業しても無駄」「孫請けなんて意味ない」と正しい判断をしてメーカーに電話をしていると、「なんで俺の知り合いに行かない」「メーカーに電話しても無駄だ」と邪魔を始め、後継者の動きを止めます。

なぜ老害幹部は自分の知り合いがいる町工場を営業先にするのか、それは「老害幹部が偉そうな顔ができるから」で知り合いの町工場に行こうとすると、俺も行くと継いてきて、営業はせずにドヤ顔で昔話を始める始末。

老害幹部は基本的に自分が1番、話の主役にならないと気が済まない、自分が後継者が頼られることで満足感を得る薄っぺらい存在なので、「俺が、俺が」と会社のことでなく自分が気持ちいい環境じゃないと気が済まないんです。

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老害幹部は困ると「俺がいなくなったらどうする」の言葉

老害幹部の必殺技は「俺がいなくなったらどうするんだ」「もうやらないから」という言葉を使って、後継者はもちろん、工場全体の仕事を止めることです。

全国のどの町工場でも「俺がいなくなったらどうするんだ、仕事が回らないぞ」という言葉は老害幹部が使う共通ワードであり、1つでも老害幹部しかできない仕事があると経験が少ない後継者がマウントを取られてしまいます。

経験値が少なくても後継者は頭を使うことで、「老害幹部がいなくても回る仕組み」や「新たな売上の種を作る」ことが可能であり、老害幹部に頼らなくても自分で会社を変えることはできるのです。

しかし、老害幹部は自分の力が及ばない仕事、自分がいなくてもいい仕事ができる環境、自分がヨイショしてもらえなくなると察するとすぐに癇癪を起こして、「俺はやめるぞ」「俺がいないと回らないよな」と脅迫をしてきます。

真実だけ言うと、老害幹部がいなくても後継者が仕事を理解すれば町工場は回りますが、老害幹部は自分の仕事を守ろうとして、「業務の引き継ぎ」をしないために後継者も仕事の全体像を把握できないのです。

自分の仕事を誰にも教えず、自分しかできない環境を作って、自分が辞めたら仕事が回らないようにした上で「勝手なことをするなら俺は辞める」と後継者を脅迫するのが老害幹部の必殺技で、後継者は頭を抱えてしまいます。

本来、町工場のベテラン幹部は後継者の背中を押して、下から支えてあげるべき存在なので、「後継者を全否定」「新たな挑戦は許さない」と言う後継者の邪魔しかしない、町工場を蝕むガンなのです。

ぶっちゃけますが、後継者は無能で何もせずに時間を過ごした老害幹部が作り上げた悲惨な経営状態を改善しよう奮闘する存在なのに、未来を作る後継者の邪魔をするなんて本当におかしな話でしかありません。

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老害幹部が町工場を壊してるサイン

老害幹部は後継者の見えないところで町工場に危険を及ぼす行動を取っており、その多くが後継者から見えないように隠れた形で実施されており、文字通り見えないところで癌が進行しているのです。

老害幹部は自分はなんでも口を挟みたいくせに、自分にとって誰かに聞かれたくない都合の悪いことは全て隠してコソコソと実行しますので後継者も気づきにくい。

退職された後になって「とんでもない価格で販売していた」「町工場にとって不利な取り決めをしていた」「一方的に不利な仕組みになっている」と気付かされるケースがほとんどなので、後継者は注意が必要です。

ここでは老害幹部が町工場を壊しているサインを3つ解説します。

顧客とのやりとりが見えない

老害幹部が1番町工場に対して損害を与える行為は「老害幹部が窓口となっている顧客の動向」が全く見えないと言う点です。

後継者が1番困るであろうことを老害幹部は平気で行いますが、その差異たるものが顧客とのやり取りを共有しない、開示しないと言う問題になります。

後継者は顧客であるメーカーの状態、今後の仕事の見通し、自社への評価など知りたい点は山ほどあるのに1つたりとも老害幹部は共有しないのです。

どの部署の、どの担当がキーマンなのかの情報はもちろん、新機種の状況、次の案件もわからない、極め付けは今後の売上の見通しすら老害幹部は後継者に出しません。

なぜ、老害幹部は後継者に情報開示しないのか、これは自分しか担当できない顧客を作って、自分の仕事を守ろうとする、自分が「老害幹部さんのおかげと」メーカーにチヤホヤされたいがために、情報を隠すのです。

老害幹部が1番やらかすのが「メーカーの担当にチヤホヤされたい」と言う見栄の部分であり、「〇〇さんのおかげですわ」と煽られて、気持ちをよくして町工場にとって不利な単価ややり取りを勝手に決めてしまいます。

後継者が特に注意すべきは「老害幹部がメーカーの若手にマウントをとって、評価を下げて、嫌われている」と言う点で老害はメーカーの若手に偉そうに「そんなんも知らないのか」と偉そうな口を叩いていることです。

メーカーはお仕事をくださる立場であり、担当が若くても誠心誠意の対応をすべきなのに老害幹部は若い担当から質問を受けても「忙しい、後で」「自分で調べたら」と無碍に扱い、あなたの知らないうちに嫌われているんですよ。

顧客とのやりとりや関係値をブラックボックスにする老害幹部のせいで、後継者は今後の未来の仕事を失っている事実に気づいてください。

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利益なしの安売りが横行

老害幹部は「会社の利益」でなく「社外での自分の評価」を気にする小さい人間なので、後継者のあなたが知らないところで「利益のない安売り」をしてメーカーから煽られて、調子に乗っているのです。

後継者が町工場を継いで最初にぶち当たる問題は「利益率の低さ」であり、この問題を起こしている張本人は「老害幹部」であり、「老害幹部がメーカーにもてはやされたい」ために私利私欲でやっています。

メーカーも悪知恵を使い、製造原価が厳しい時に限って老害幹部に電話して「〇〇さん助けてください、〇〇さんにしか頼れない」と言う口八丁に気をよくして老害幹部は「助けてやるよ」と利益なしの商売を作り出すのです。

町工場では「こんな価格じゃ利益ない」「赤字商売じゃないか」と言う目を覆いたくなるような悲惨な商売がおこなわれており、誰が見積したんだと、調べてみると大半が老害幹部になっているのです。

老害幹部に問い詰めても「知らない」「覚えていない」のまるで国会議員が脱税した時の回答のような答えで、苦し紛れに「他の大型受注があるから価格調整した」と言われて調べ尽くしても大型受注がないような悲惨な状態。

後継者が跡を継いで1番困るのは「どんぶり勘定の商売」であり、1度メーカーとの間で価格が決まると値上げするには相当の苦労がかかり、後継者の時間と体力を奪います。

1番痛いのが、メーカーは値上げする時は「エビデンスを出せ」と必ず言ってきますが、老害幹部が適当につけた値段が安すぎるため、エビデンスとなるデータを出せない、そのせいで値段を値上げできないというループに陥ります。

要は安すぎるので、材料費の値上げや電気代の値上げというデータでは本来必要な価格に到達する十分な値上げができないので、メーカーが「なんでこんなに値段上がるんですか?」と突っ込まれてしまうのです。

老害幹部が自分がメーカーによく思われたいという浅はかな私利私欲の値決めのせいで会社はもちろん、後継者が苦しむ種を量産し続けているのが実態です。

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協力会社と知らない取り決めをしてる

老害幹部はメーカーだけでなく、自分たちが発注側に回れる材料屋は外注企業に対しても見栄を貼りたいので、町工場にとって不利な取り決めを勝手に口約束でするのです。

後継者は「老害幹部さんがこれでいいと言ったので」「老害幹部さんと決めたことだから」と本来は発注する側で指示できるのに、協力会社や材料屋に対応を拒否されたことはありませんか。

それも全部、老害幹部が勝手に相談なしで自分が見栄を張れるために決めた口約束のせいです。

  • メッキ屋に梱包見直しを依頼しても、老害幹部がそれでいいと言った!
  • 材料屋にあまりにも価格が高いと言っても、老害幹部がそれでいいと言った!
  • 外注企業に品質改善を指摘しても、老害幹部さんはそれで許してくれた!
  • 外注に仕事を出しすぎているのを指摘すると、老害幹部が勝手に発注してる!

上記の3つは後継者が必ず悩まされるであろう苦労の中身であり、諸悪の根源は「外注企業にゴマスリされて満足してる老害幹部」です。

老害幹部は自分が上から行ける立場で、業者からヨイショされたり、自分の言う通りに動く人間から頼みこまれるとどうでもいい兄貴風を吹かせて、「それでいい」「俺がいいと言った」と会社に損を生み出します。

後継者が実態を把握し始めて、なぜ外注費用がこんなに高い、外に出しすぎと問い詰めると、「俺が決めたことに口を出すな」「昔からこうなんだ」と言い訳のオンパレードが始まり、最後には「俺はやめるぞ」と脅す。

町工場がいかに老害幹部で何もしない存在に苦しめられているか、早く老害幹部の癌を取り除かないと町工場が潰れてしまうと言う理由をお分かりいただけましたでしょうか。

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老害幹部が否定することは後継者がすべきこと

町工場の後継者は「老害幹部が否定すること」は全て最優先ですべきことであると認識して行動すべきであり、同時に後継者であるあなたの行動を邪魔するような老害幹部は直ちに切るべきです。

廃業が立て続けに起きている町工場は「今まで行動せずに怠慢で指を咥えていた」せいでどんどん潰れており、行動せずに時代に取り残されたと言う因果応報の結果に他なりません。

町工場は「新たな挑戦をしないで、今まで通りでいたら、必ず潰れる運命」ですので、後継者は行動するしか道はなく、その指標として老害幹部が否定することはあなたがやらなければならないことなのです。

1社依存から早く抜け出せ

町工場の後継者が最優先ですべきは「新たな顧客の開拓」であり、新規開拓をして1社依存の状態から抜け出すのが最優先事項です。

どの町工場も抱えている課題は「売上がない」「仕事がない」でありこの問題は自分たちが営業をしない限り、絶対に解決しない問題なのですが、多くの町工場は言い訳をして営業から逃げています。

老害幹部は後継者が営業しようとすると必ず、「なんで営業するんだ」「既存顧客があるだろ」など色々な難癖をつけてきますが、全部無視して大丈夫です!営業活動をどんどん続けるべきです。

変化が嫌いな老害幹部はするな!と言うことは町工場にとって必要不可欠な変化であると同じなので、老害幹部の否定が強ければ強いほど、後継者であるあなたがやるべきことなのです。

新規開拓であなたがお客さんを見つけられたら、老害幹部は口出しできませんし、老害幹部は共通して内弁慶なので知らない相手と関係を作ることができないので後継者の手で適切な商売を作り出せます。

あなたの町工場が「売上がやばい」「仕事がない」のならやるべきは営業であり、営業をしている町工場は1パーセントもいないので、あなたが新規開拓をすればそれだけで、差別化が図れます。

もしも自分では「ノウハウなくて営業ができない」「営業する時間がない」「そもそも人と話すのが苦手」であるなら外部の営業が得意なプロに丸投げをすべきです。

1番やっちゃいけないのは「営業をしないこと」でずるずると時間だけを失うとあなたの町工場は取り返しがつかなくなりますよ。

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老害幹部がいなくても工場が回る仕組みにせよ

後継者が老害幹部の身勝手な行動で苦しめられているのなら、一刻も早く老害幹部がいなくても回る仕組みを構築し、引導を渡せる環境を作るべきです。

町工場は何もしない老害幹部を抱えて経営できるほどの余裕はないはずであり、一刻も早く売上を作って、会社を変えないと町工場は潰れるしか道はありません。

いつまでも老害幹部がのさばっていると町工場は会社の寿命を縮めるだけなので、後継者は今すぐに「老害幹部がいなくても回る仕組み」を作って依存から脱却をしないといけません。

老害幹部は自分の保身、給料のためだけに会社にいるウジムシのような存在なので早く除去しないと大切な体力を吸い取られてしまい、後継者であるあなたのパワーまで吸い尽くされてしまいます。

真実だけ言うと、老害幹部に大した能力はなく、ただ仕事をしている期間が長いだけなので、誰であっても老害幹部の仕事を引き継ぐことは可能であり、必要なのは老害幹部の仕事を分解することです。

どんな流れの仕事か、誰がキーマンなのかを把握すれば、大枠で仕事はできますし、十中八九の確率でメーカーの若者に老害幹部は嫌われているので、メーカーにも事情を話せば喜んで後継者に協力してくれます。

最初に仕事を理解する苦労はかかりますが、最初に頑張れば、もう老害幹部に頼る必要はなくなり、辞めさせても仕事が回る環境を作れるので、今すぐに老害幹部がいなくても回る仕組みを作るべきです。

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まとめ:後継者は町工場から老害幹部を排除せよ

この記事では変化大嫌い、否定しかしない老害幹部が町工場を蝕む癌であると言う点に関して解説しましたが、町工場の後継者は早く癌である老害幹部を切除しないと、工場が癌に蝕まれてしまいますよ。

後継者の方が感じる違和感、「この町工場やばい」の危機感は全て正しくて、あなた以外の社員はあまりにも癌に蝕まれてしまい、異常であることに気がついていません。

あなたが起こそうとする変化や挑戦を全て邪魔する老害幹部は諸悪の根源であり、一刻も早く排除しないとあなたの工場はいつまでも経営を改善することはできません。

老害幹部がいなくなった町工場は全てが前向きに進みますし、みんなの働き方も変わって、新たなメーカーとの出会いにも巡り会えすので、今すぐに行動を起こしてください。

弊社は日本で唯一、金属加工業の新規開拓を丸投げで支援する営業支援サービス「AnySales」を提供し、日本全国の町工場の新規顧客開拓を支援しております。

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