営業をせずに口を開けて昔から関係のあるメーカーの仕事を待つだけの町工場には既存顧客の売上が激減し、工場が廃業に向かってしまう残酷な未来が待っています。
令和に入って、売上が1社依存している町工場が「仕事の大半を内製化された」「半分以上の仕事を転注された」とある日突然に、売上を失い、経営を維持できなくなる町工場が次々に現れています。
これはあなたの町工場の1社依存先であるメーカー側で受注が激減しており、外注サプライヤーに出すほどの仕事量を確保できなくなってきていることが原因で、新たな顧客を見つけないと売上激減をカバーできません。
主要顧客からの売上が激減でどうしようもない状態の町工場の共通点は全て同じであり以下の通りです。
- 過去から付き合いのあるメーカー1社依存
- 注文書が来るまで口を開けて待っている
- 営業活動を一切しない
売上が1社依存は大半の町工場が抱えている問題ですが、最大の問題は「注文が来るまで何もせずに口を開けて待っている」と町工場が受け身が当たり前で、自分たちで行動する頭がないので「営業活動を一切しない」点にあります。
周りの町工場が次々と仕事を失い、経営を維持できずに苦しむ悲惨な状態を目にし、明日は我が身という立場なのに危機感を持たず、新たな顧客を得るための営業活動をしないならあなたの工場に未来はありません。
この記事では景気低迷でメーカーの受注が減り、サプライヤーである町工場の売上が激減するのは時間の問題にも関わらず、営業を始めない町工場は売上激減に対応できず、廃業する悲劇の道を歩むことになる点を解説します。
町工場の売上激減は時間の問題
令和に入って次々に主要顧客からの仕事を失う町工場が続出していますが、あなたの町工場でまだ売上激減が起きていないのは運がいいだけで、この記事を読む町工場の方も売上を失うのは時間の問題ですよ。
周りで売上がなくなったために「なんでもいいから仕事ください」と泣きついている町工場の経営者がいるかと思いますが、もしかしたら半年後にはあなたの町工場も売上激減で同じことをしているかもしれません。
残念ながら、日本経済がどうしようもないほど真っ暗で光がないほど低迷している中であなたの付き合うメーカーはサプライヤーを食わせるほどの余力もなければ仕事もないので、簡単に切り捨てられます。
メーカーは自分たちが1番可愛いのであり、サプライヤーである町工場は2の次で本当に苦しくなったらスパッと発注を切られて終わりですよ。
ここでは町工場の売上激減が時間の問題である理由を解説します。
メーカー側も仕事がない
町工場の皆さんも気づいていると思いますが、皆さんが取引をしているメーカーも日本経済の低迷と合わせて受注量が年々どんどん減っており、株主に報告できるような利益が出せていない大ピンチの状態なんです。
なぜ、町工場の仕事が激減するのか、それはお客さんであるメーカー側の受注が減少しているからであり、メーカーの受注が減るから、皆さんが作るはずだった部品が不要になり、注文が減っているんですよ。
昭和や平成のようにメーカーは潤沢な受注ができておらず、背景は日本がとにかく貧乏な国でモノを買わない環境で令和に入って、これからも少子化や高齢化でどんどんメーカーの受注が減っていく未来が見えています。
メーカー側で受注が少ないから、製品を作る必要がない、だから「町工場に出す仕事がありません」と発注がピタッと止まるようになります。
つまり、このまま革新的な製品を生み出せないメーカーの受注は年を追うごとにズルズルと減少し、それに並行して1社依存している町工場の売上は激減していくのが目に見えているんですよ。
そして「メーカーの受注が少なくなる」自体は町工場にとって「一時的に仕事量が減る」より、100倍も怖い決断をメーカーが行うきっかけであることを知っている町工場があまりにも少ないのです。
町工場のお客さんはメーカーですが、そのメーカーにとって1番大事なのは製品を買ってくれる消費者ですが、その上にいるのが株主であり、メーカーの社長は経営計画で宣言した売上や利益を出せないと社長はクビになります。
「このまま受注が増えなければ、利益が出ない」「経営計画の数値を達成できない」と一瞬でも思ったメーカーの社長が行うのは「なんとしても利益を出せ」「コストを下げろ!」という指示です。
この経営層からの緊急指示が出ると、メーカーが行う行動は「もっと安く作るか」「自社工場で作るか」であり、あなたの町工場から仕事を持っていくので売上激減に繋がるのです。
町工場の売上が激減するきっかけはメーカーの受注量減少であり、このままでは利益を生み出せないと危機感を感じたメーカーの経営層がコストダウンに走るタイミングこそ、1社依存の町工場の命運が尽きる瞬間になります。
以下の記事では1社依存に危機感を感じず、口を開けて仕事を待つだけの町工場は消滅する未来が待っており、売上激減で工場が潰れる未来を避けたいなら今すぐに新規開拓をすべき理由を解説していますので合わせてご覧ください。
また、メーカーの受注減少で孫請けの町工場が仕事を得るチャンスは皆無であり、孫請けに甘んじている町工場が次々と経営を維持できずに廃業している現実を解説していますので合わせてご覧ください。
一方で新規開拓に向き合い、メーカーの受注減少の課題解決の提案をすることで孫請けを脱してメーカーとの直接取引を実現する町工場が爆増している事実もありますので合わせてチェックしてみてください。
受注減少のメーカーは「もっと安く作る」「自分たちが作るか」を選択する
受注減少し、このままでは利益が出せない、経営計画を達成できないと焦り出したメーカーの経営陣が真っ先に行うのはコストダウンで「もっと安く仕入れろ」「自分たちで作り出す」の行動で、町工場の仕事を引き上げるのです。
特に、親から町工場を継いだ後継者が最も注意すべきは「メーカーは自分が1番可愛い」「昔からの関係があろうが関係ない」という点でメーカーは自社の売上が減ってやばくなったら真っ先に町工場に悲劇をもたらす選択をします。
それは「もっと安く作らせて、減少した売上でも利益を生み出す」or「自社工場が空いているから町工場に払うお金を減らしてコストを減らす」の選択です。
- もっと安く作るために、海外での生産検討し、一気に全てを転注する
- 自社工場が空いているから町工場がやっている仕事を内製化する
上記の意思決定はメーカーの水面下で着々と行われており、ある日いきなり町工場に通達が下されて、有無を言わせずに仕事を全て持っていってしまうのです。
残念ながらメーカーにとって町工場の都合は関係なく、所詮は町工場も外注先の1つであり、どれだけ長く取引をしていてもグループ会社などの身内ではないので、守るべき対象でもありません。
よく、高齢の経営者は「メーカーが絶対守ってくれる」「我慢してれば、きっと助けてくれる」と時代錯誤も甚だしい勘違いをしてますが、確固たる事実は「メーカーは自分が1番大切」「やばくなったら町工場を真っ先に切る」です。
令和に入り、町工場で相次いで売上激減が起きているのは、メーカーが1社、また1社と受注が減り、利益を生み出せない状態に突入したから、内製化や海外への転注で町工場を切り捨て始めているのが事実になります。
町工場の売上激減が時間の問題だと勧告してるのは、1つの業界には必ず複数メーカーが存在しますが、1社の受注減少はその業界の全てに波及するからで、明日はあなたの町工場が売上激減になるリスクは十二分にあり得ます。
もしも、あなたの町工場が1つのメーカーからの売上に依存していたとして、メーカーからの仕事が段々と減ってきているのであれば、「内製化」や「転注」される1歩手前かもしれません。
以下の記事では町工場の売上減少は今すぐに新規開拓の行動をすべき証であり、この行動すべき瞬間を言い訳をしたり、後回しにしたら廃業するだけである点を解説しますので合わせてご覧ください。
実際にメーカーからの売上減少のサインに危機感を感じて、行動を起こした町工場がピンチをチャンスに変えて売上爆増に成功させている事例がございますので合わせてご覧ください。
「購買担当の引退」が売上激減の引き金に
メーカー側の受注減少以外で町工場の売上激減の原因は「購買担当者の交代」であり、懇意の購買担当者が高齢化を迎え、若手の担当に代わるタイミングで町工場の売上激減が起きています。
町工場には「懇意の購買担当者」が存在し、「先代にいつも助けてもらった」「いつも現場で困り事を解決してくれた」と町工場に恩を感じて、便宜を図ってくれる担当者がいますが、この担当者もいよいよ高齢化を迎えているのです。
売上激減のピンチに陥った町工場に売上激減になったきっかけを聞くと出てくるのが「懇意にしていた担当者の後任の担当に変わったタイミング」という声が多くなっています。
- 後任者はとにかくコスト主義で1円でも高いと、他に出す
- 全ての仕事を相見積して、安いところに回す
- 過去の関係性など全部無視で、値段だけで決める
懇意にしていた担当者が引退した後の後任者は基本的に「若い世代」であることが多く、過去の町工場とメーカーの関係を全く考慮せずに「値段だけ見て判断する」購買担当者が非常に多いようです。
要は懇意にしていた担当者が「多少高くても出してくれていた仕事」に対して「なんで高いのに出すの?」「他の方が安い」と何十年の関係も全て無視して、問答無用で転注して仕事を引き上げてしまいます。
基本的にメーカーの若い世代の購買担当は「モノづくりを知らないど素人」なので値段だけ見て「安いところがいい」と判断して、何十年も仕事している町工場から有無を言わさずに他に出す惨状です。
今までは懇意にしていた担当者に話せば便宜を図ってくれたのに、「コミュニケーションができない」「一方的に都合を押し付けてくる」など懇意にしていた担当者の引退と同時にピンチに陥る町工場が増えています。
まだ懇意にしてくれる購買担当がいる町工場はたまたま運がいいだけで、もしかするとある日突然引退や部門移動を迎えて若い購買担当になり、売上激減のピンチに陥る可能性は十分にあります。
以下の記事では購買部の仕組みや課題を理解しない町工場が次々と購買担当に嫌われており、特に若い購買担当に嫌われる町工場はあっという間に内製化で売上が飛ぶので必要である点を解説しているので合わせてご覧ください。
売上激減を止められない町工場の特徴
顧客からの売上激減を止められずにジリ貧状態になる町工場の特徴は「何かしないといけないのに行動」しないことであり、いつまでも言い訳や他力本願で行動を起こさずに時間を無駄にするのです。
町工場は昭和の時代に先人が作り上げた遺産を食い潰して、昭和から平成、令和まで新しいことをせずにズルズルと楽をして緩くここまで来たせいで売上激減の大問題にぶち当たっています。
ここでは売上激減を止められない町工場に共通する特徴を詳細まで解説します。
言い訳ばかりで何も営業をしない
売上がどんどん減り続ける町工場は「営業しなきゃいけない」と分かっているくせに「実際は行動を起こさず」で言い訳ばっかりして行動を全くしません。
悲しいくらい売上が減り続けていく町工場が使う言葉は以下の通りです。
- どうせ営業しても無駄
- 町工場なんて相手にされないから無駄
- だって営業したことがないから
- 忙しいから後でやればいい
売上が激減している町工場は「でも」「だって」「どうせ」とやらなくていい言い訳しか口を開かず、後回しにして決して行動を起こさずに、事務所から出ずに1日1日と時間を無駄にしています。
町工場の売上は「1度減ったら、2度と元に戻ることはない」だからこそ、売上が少しでも減った町工場はとにかく新たな顧客や新たな仕事を獲得しないと、町工場はジリ貧になる末路しかありません。
実際のところ売上が減った町工場の経営者や後継者は「営業しなければ」「新しい顧客を得なければ」の危機感とやるべきことも分かっているのに「言い訳してやるべきこと」をやらないから売上が着実に減るのです。
町工場の経営者と後継者は最優先でやるべきことに手をつけず、言い訳をして、後回しにするから会社がどんどん傾く、言い訳をして営業をしないのがどれだけ愚かな選択かを自覚しなければあなたの工場は廃業の道しかありません。
以下の記事では売上を失う町工場は本来すべき「行動」をせずに、過去から続く同じことを繰り返すだけで時間を無駄にするから決して儲からず、ただ忙しいだけで儲からないまま衰退していく現実を解説します。
公的機関に泣きついて他力本願
売上激減で急出した町工場は「自分たちで営業する」ではなく商工会議所や産業支援機関などの公的機関に「仕事がない」と泣きついて、自分で仕事を取るでなく、他人から流してもらおうとする他力本願しかしません。
悲しいかな、仕事が薄い町工場が決まって行う選択は「誰かに頼みこんで仕事をもらう道」であり、決して自分でメーカーに提案して、仕事を勝ち取るような行動は行いません。
- 商工会議所に足を運んで、「仕事ください」と泣きつく
- 公的支援をする産業支援機関に「仕事がある町工場を繋いで欲しい」と頼み込む
- 孫請けの町工場はメーカーでなく、下請けのサプライヤーに「ただ、仕事ください」と言いにくる
仕事が激減した町工場は絶対に自分たちで営業をしようとせずに、楽して仕事を得ようと「仕事を紹介してくれる支援機関」に「仕事ください」の1点張りです。
「メーカーから注文書が来ない」「仕事が薄いです」「従業員が遊んでしまう」などただ、支援機関の窓口担当に泣き言ばかり言うだけで「自分でなんとかしよう」「行動してみよう」と言う考えは頭に1つもありません。
世の中が仕事がなく暇な状態になると、当然のように売上激減した町工場がこぞって商工会議所や産業支援機関に駆け込むので、ただでさえ少ない仕事を全員で貪りつくので利益なんて出るはずないのです。
かつ、仕事を持つ発注者は当然のように仕事がなく焦っている町工場の足元を見て、雀の涙以下の金額で仕事を出すので、仕事を得たとしても全く利益が出ない、まさに奴隷のような状態にしかなりません。
他力本願で「誰かが仕事を持ってきてくれる」「待っていれば仕事が勝手に落ちてくる」と言う大間抜けの思い込みをしている町工場は衰退の道しか残っていません。
売上激減でなんとしても仕事を得たいのであれば、他力本願ではなく、町工場は自らの力で仕事を勝ち取るしか道はないことに早く気付いてください。
以下の記事では廃業してしまう町工場の共通点は本来の最優先事項である「営業」から逃げ続けて、貴重な時間を無駄にするから取り返しのつかない状態になって首が回らなくなる点を解説していますので併せてご覧ください。
「仕事戻るまで耐えます」の死の道に進む
売上激減のピンチから脱することができずに工場を畳む結末に陥る町工場は「減った売上を自分たちの手で取り戻す」でなく「売上が減るのはしょうがない」だから「仕事が戻るまで耐えます」と言う残念な選択をしています。
仕事がない、職人が遊んでいる町工場の経営者や後継者に「この先どうされるんですか?」と質問をして、帰ってくる驚愕の言葉は「今は耐えます」「仕事が戻るまで我慢の時期」と何もしない道を選ぶのです。
これは特に高齢の経営者に多い傾向ですが、仕事がなくなったら新たな仕事を取りにいくのが正しい選択なのに、仕事が激減している町工場は「仕事が減るのはしょうがない」「今は耐える時期だ」と何もしません。
本当に恐ろしい考え方ですが、仕事がないのに「何にもしない」ただ指を咥えて工場の中で待って、会社が少しずつ飢えていくのを目にしても「我慢する」と言う「受け身で仕事を待つだけ工場」から廃業をしていくのです。
残念な町工場は「メーカーが助けてくれる」「あの人がウチをなんとかしてくれる」と何の根拠もなく、他力本願で自分たちは何もしない道を平然と選びますが、メーカーは町工場を切り捨てるだけと言う事実を理解してません。
売上激減が起きるのは、町工場が行っていた仕事を社内に引き上げたり、別の工場に転注をするからであり、売上激減が起きるのは「メーカーにもうお前の工場はいらない」と言う烙印を押されたのです。
メーカーは1度、「不要の烙印」を出した町工場に仕事をもう1度戻すことはせず、他のサプライヤーに次々と回すだけなので、あなたの工場に回ってくる仕事は時間の経過と共に消えていきます。
「仕事が戻ってくるまで耐えて待つだけ」の町工場は待つ期間が長くなればなるほど、取り返しのつかない状態まで衰退をしてしまい、いざ行動を起こそうにも資金も時間も足りずに、行動を起こしても手遅れになるだけです。
以下の記事ではいつまでも外部環境の変化に気づかずに同じことを繰り返して、変化しようとしない町工場は茹でガエルのように工場が茹で上がってどうしようもない状態の大ピンチに陥る点を解説しますので併せてご覧ください。
売上激減を食い止めたい町工場がすべきこと
売上激減を食い止めたいなら「営業する」しか道はなく、営業から逃げ続けると町工場の売上は減少し、やがてほんとに首が回らなくなりますが、売上激減のピンチを抜け出している町工場はみんな営業をしています。
令和に入ってどの町工場も売上減少のピンチに立っているかと思いますが、はっきりというと日本経済がこれだけダメになった中で「何もしない町工場」の仕事は確実に減少します。
確実に町工場に訪れる売上減少の大問題を食い止めるために町工場が何をすべきか、そして既に売上減少の波を超えた町工場は何をしたのかを解説します。
経営者と後継者が動ける時間を作る
売上激減を止めるためにすべきことは「営業」ですが、営業活動に取り組むために町工場の経営者と後継者は「自分が自由に動ける時間」を作らないと、「営業しなきゃ」と思うだけで何もできずに終わります。
営業活動に着手できていない町工場は「本当は営業しなきゃ」と内心は危機感と焦りで溢れていますが、実態として以下の問題があり、営業活動ができていないはずです。
- 自分が工場にいないと会社が回らない
- 従業員からの質問攻めで外に出る余裕がない
- 自分が外に出ると既存顧客に迷惑をかけてしまう
売上激減を止めたい町工場の経営者と後継者は営業する以前の問題で自分たちが工場の外に出て営業活動ができる環境、「会社にいなくても仕事が従業員だけで回る仕組み」を作るのが最優先なのに誰も改善をしていません。
結局のところ、町工場の命運を変えることができるのは「経営者と後継者だけ」であり、日本の大半の町工場では工場の命運を変える経営者と後継者が外に出ることなく、事務所で1日を終える、この仕組みが大問題です。
売上激減で大ピンチを迎えている経営者や後継者は口癖に以下の本音を漏らします。
- 営業しないといけないのは分かってるが、忙しくて
- 外に出ても工場から「どうすればいい?」の連絡で集中できない
- 1度外に出ても、戻ると山のような仕事で、外にまた出れなくなる
要は自分がいないと工場が回らないために、後ろ向きな仕事に時間を奪われて本来すべきことがいつまでもできずに会社の預金口座がどんどん減っていく、まさに本末転倒な状態の町工場がほとんどです。
売上減少を食い止めたい町工場は営業活動をする以前に、そもそも自分たちが工場の外で自由に動ける体制を作らない限り、営業をして顧客を獲得するのは不可能になります。
以下の記事では町工場がデジタル化をする目的は「後継者が自分の時間を作る」ためであり、デジタル化しないでいると工場から1歩も出れずに衰退するだけの結末を解説しますので併せてご覧ください。
営業に挑戦する
売上を失った町工場がすべきことは「メーカーを新規開拓する」のたった1つであり、新たなメーカーを開拓する以外に無くなってしまった仕事を補填することはできません。
難しく考える必要はなく、売上が減ったなら営業をして新たな顧客から仕事をもらって、新たな商売を始めればいいなのに大半の町工場はこのシンプルな行動をせずに言い訳して、何もしないから工場がダメになるのです。
子供が考えてもわかると思うのですが、「大好きなお菓子が無くなったら、待ってても増えない」からお母さんに新しいお菓子を買ってもらうしかないので、買ってもらうために「何かすればいい」これだけになります。
でも分かってますよ!町工場が以下の理由で本当に営業が苦手なことを。
- 営業したことがない
- 営業ノウハウがない
- 営業を教わる人がいない
- どうやってメーカーに連絡する
- メーカーに何を話せばいい
- どうやって図面もらう
分からないことだらけだと思いますが、日本の町工場は「やればいい」のに「どうせ」「やっても無駄」「相手にされない」とやってないのに最初から諦めたり言い訳をして、失敗をしないから1歩も前に進めないのです。
やってみれば、「こういうとアポが取れる」「商談ではこれを聞かれる」とドラクエのように経験値が溜まり、何度も繰り返していると、「あれ、勝ちパターン見えた」とレベルが上がるのに、誰も「やりもしない」からダメなのです。
まずは先入観や思い込みを全て捨てて、とりあえずやってみるのが1番で、新規開拓に成功する町工場は共通して「思い込みがバカみたい、簡単だった」「勝ちパターンが知れたら誰でもできる」と取り組むことの大切さを感じています。
実際に世の中では「町工場の大廃業」が起きており、名だたる大手メーカーですら、調達に以下のような大問題を抱えて、血眼で新規サプライヤーを探しており、町工場にはチャンスが溢れています。
- 既存サプライヤーがことごとく廃業
- 遠方からわざわざ高い運賃かけて調達している
- 小ロット短納期対応をしてくれない
- 見積回答などの対応が遅い
- 品質悪いのにサプライヤーがないから仕方なく購入している
以下の記事では製造業で暇な町工場は間違った思い込みで仕事を逃しており、メーカーは喉から手が出るほど町工場を探しているのに町工場側が営業をしないせいで目の前の仕事を逃している事実を解説します。
また、令和に入って今までは孫請けとして仕事を受けていたが、コストメリットを武器に孫請を卒業し、メーカーとの直接取引を実現する町工場が爆増している点を解説していましので併せてご覧ください。
営業できないなら外部のプロに任せる
売上激減のピンチを乗り越える町工場は行動が早く、「まず自分で営業」してみてダメだと思ったらすぐに「外部の営業のプロに丸投げ」して自分が動かなくても新規開拓できる仕組みを構築することで売上を爆増させています。
令和の時代に町工場を経営することになった後継者は漏れなく「営業をしないと工場がダメになる事実」があり、営業をしないといけない環境ですが、「営業わからない」で二の足を踏んでます。
しかし、周りが仕事ないとぼやく中で1人勝ちをする町工場が全国で登場しており、その共通点は新規開拓を外部の金属加工業のプロに丸投げで依頼をしているのです。
本来は自分たちで営業をするのが1番良いのですが、町工場に限っては今まで営業したことない、経験もノウハウもないので自分たちで営業をするには不利な状態ですが、だからと言って何もしないは死語です。
売上を爆増させることに成功している町工場は以下の考え方をしています。
- 自分たちで営業しても成果でない
- なら、外部の営業のプロに任せてしまおう
- 自分の時間もないから、営業活動の全てを丸投げ
- 自分たちは得意なものづくりに専念する
上記のように自分たちが苦手で営業ができない環境であっても行動を止めず、「どうすれば営業ができて、顧客を増やせるか」の工夫をして新規開拓を丸投げするのです。
町工場が欲しいのは成果である「新たな顧客」であり、成果を得るための手段を選んでいるほど余裕はないはずで、すぐに営業をしないと時間を無駄にすればするほど、取り返しがつかなくなります。
法律のどこにも「町工場は自分で営業をしなければいけない」というルールは書いてないので、自分たちが営業が苦手で成果を出せないなら、さっさと外部のプロに丸投げをすればいいのです。
実際に日本全国で新規開拓の丸投げを行い、新規顧客の開拓で売上爆増を実現する町工場が相次いでおり、いずれの工場も弊社の「AnySales」を利用して成果を手にしており、以下の記事で詳しく成功事例を解説しています。
ただし、営業を外部に丸投げする際に間違った支援会社に依頼をすると町工場はお金を損するだけで何も結果が出ずに終わってしまうケースが大半なので以下の記事を必ずチェックしてください。
まとめ:売上激減を乗り越えたいなら営業しろ!
この記事ではメーカーの受注減で町工場の売上が激減するのは時間の問題なのに、営業をいつまでも始めない町工場は売上激減に対応できず、廃業する悲劇の道を歩むことになる悲劇を解説してきました。
大事なことなので繰り返して言いますが、日本経済の低迷に併せて、これから日本全国の「町工場の売上は必ず減る結末」であり、何も対策をしないと一気に経営が傾くでしょう。
既に周りでも仕事を失った仲間の町工場が増えていませんか?たまたまあなたの工場は仕事があるだけで、明日、1週間後、1ヶ月後には仕事を失うのはあなたの工場かも知れません。
もう町工場は指を咥えていれば仕事が来るような甘い環境ではなく、新たな顧客を自分で営業して獲得しないとこの先生きていけない環境であると町工場の経営者と後継者は自覚してください。
でも、この売上激減のピンチを乗り越える方法はシンプルで「営業」をして、顧客を新たに増やせばいいだけなので、難しいことはありません。
とは言っても今まで営業をしたことがない製造業の町工場が新しい顧客を見つけるのはハードルが高く、社内に営業できる人材もいないはずです。
弊社は日本で唯一、金属加工業の新規開拓を丸投げで支援する営業支援サービス「AnySales」を提供し、日本全国の町工場の新規顧客開拓を支援しております。
「新規開拓をしたいけど何から始めればいいかわからない」「時間がなくて営業できない」「新規開拓を丸投げしたい」などのお悩みを抱える企業様はぜひ資料請求にてサービス内容をご確認ください。